おすすめのDAWはAbleton Live 10
曲を作るパソコンはMacを使っていて、ソフト(DAW)は長年Garage Bandを使い、その後Logic Pro Xを使って1枚アルバムをマスタリングしたくらいの、中級者というより初心者として、10年前の自分におすすめするとしたら、Ableton Live 10です。
Ableton Live 10は世界中でどれくらい使われているか
日本はあまり多くないようですが、海外では使っている人が多いようです。
DAWのシェアを調べました。グローバルでは、Ableton Live、Logic Proが人気で、日本ではCubase、Studio Oneが人気であることがわかりました。
Ableton Live 10がおすすめな理由「セッションビュー」
Garage BandとLogic Pro Xは似ているので同じくくりとして、Ableton Live 10と比べた時に、基本的な機能はどちらも似たような感じで、大きく違うのがAbleton Live 10にある「セッションビュー」です。
使ってないのですが、Logic Pro Xも似た機能が付いたらしいです。
Ableton Live 10の「セッションビュー」とは
色々な長さのフレーズをストックしていく棚が沢山あり、そこからボタン一つで出し入れするような画面です。
AメロBメロ、サビなどに合わせて
・ドラムのフレーズが4パターン
・ギターのフレーズが3パターン
・ベースのフレーズが3パターン
・ボーカルのフレーズが4パターン
と好きなだけ棚に入れて、それぞれをボタンで、好きなタイミングで好きに組み合わせながら曲を作ります。
Ableton Live 10は動作が軽い
名前にLiveとあるように、ライブで使えるよう、演奏途中でフリーズするようなことがなく、軽快な動作をするよう作られているようです。
今の所、動作が重いと感じたことはないです。
Ableton Live 10を使うと、曲が良くなる?
1つの伴奏に対して4つのメロディの組み合わせでどれが1番良いか、などを簡単に試すことができ、他のソフトで同じことを行うにはAbleton Live 10よりも手間が掛かることから、Ableton Live 10によってそれまでよりも良くなった曲が、世界中に沢山あると思います。
Ableton Live 10の使い方
公式の説明もあるのですが、文章ばかりでわかりにくいです。
Garage BandやLogic Pro Xを現在使っていて、Ableton Liveに興味がある人に使い方を説明するなら、基本的な流れは同じで
・楽器を選んで
・それに合った音を選び
・録音します
見た目や操作する場所が違うだけで、やってみるとほとんど同じです。
僕の今の使い方は
・ギターとベースをオーディオインターフェースのUR22mkIIでつないで鳴らして
・AKAI MPK Mini Playでドラムなどを鳴らして
・AKAI APC miniを使ってAbleton Live 10をコントロール
しています。
AKAI APC miniが良い
YouTubeで人の演奏を見ていると、ボタンが沢山ある道具を使って何か操作をしていて、何をしているのかわからなかったのですが、Ableton Live 10と、このAKAI APC miniに慣れることで、だんだんわかりました。
色々な使い方があるようですが、基本的には横の列がギターやドラムなどの楽器で別れていて、縦の列がそれぞれの楽器のフレーズを入れる棚になっています。
そのボタンを押すことでフレーズを切り替えたり、フレーズの再生を止めたり、フレーズを録音したりできます。
他にもAKAI APC40やAbleton Pushなどがあり、詳しくは知りませんが、ボタンが多いほど機能が多そうです。
Ableton Live 10で困ったことと解決方法
まだ知らない機能が沢山あり、合っているかわかりませんが、自分の解決方法です。
録音タイミング
クリップを録音するボタンを押しても、小節の頭まで録音開始されないので、それまでに準備できます。
同じボタンを押した次の小節の終わりに、録音は停止します。
終わりが良いタイミングに押せなくても、後でどこまでにするか、調節できます。
同じ長さでループさせたい
小節を数えたり、フレーズに合わせて録音します。
決まった長さでリアルタイムにループさせたいですが、Looperというエフェクトを使う以外にやり方がわかりません。
エフェクトが効かない
モニターをAUTOにすると効きます。
Ableton Live 10のバージョンによる違い
Liteではギターシミュレーターが使えなかったり、トラック数に制限があるようです。
自分の使い方ではあまり困りません。
他にも色々ありますが、詳しくはこちらを見てみてください。
3つの Live エディションの機能比較 | Ableton
Ableton Live 10で作った曲
Ableton Live 10はDAW兼指揮者用コントローラー
Logic Pro Xよりも良いかと言うとそうでもなく、用途によって変わりそうです。
リアルタイムに録音したり、フレーズを切り替えたり、トラックのオンオフをしたり、といった操作はAbleton Live 10方がやりやすいと思います。
リアルタイムな操作を求めない、通常の録音と編集作業は、Logic Pro Xの方が良いかもしれません。
というのも、Ableton Live 10で打ち込んだシンバルよりもLogic Pro Xで打ち込んだシンバルのほうがリアルな感じがします。
ただ、まだあまりAbleton Live 10を触りはじめて時間が経っていないのと機能に詳しくない上での感想です。
Ableton Live 10よりもLogic Pro Xのほうがプリセットの音色が多い
和太鼓や中国の楽器など、Ableton Live 10よりもLogic Pro Xの方が音色が豊富です。
また、Logic Pro Xの方はドラムのアイコンなど、ビジュアルが凝っている為、そのリッチな見た目が音色をリッチに感じさせているのか、実際に音が良いのかわかりませんが、良い音に感じます。
Ableton Live 10とLogic Pro Xの比較まとめ
どちらも使いこんで使いこなしていない上でAbleton Live 10はリアルタイムの操作や「セッションビュー」が楽しく、Logic Pro Xは生楽器のシミュレーション音色がリアルな感じがします。
どちらも良いDAWです。